人生
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複数のコミュニティで自分を守る

tomoha

50代になって1人で過ごすのが楽だと感じる事が多くなりました。
1人が寂しいとか、友達がいないと恥ずかしいとか、あまり思わなくなるのです。

仕事をして、家の中の事をして、好きな趣味をして、なんて過ごしていると1日があっという間に終わってしまいます。

体力も衰えてくるので、夜はゆっくりしたいなと思ってしまいます。
寂しいよりも疲れの回復が先ですね。

気付いたら行動範囲がとても狭くなり家と職場の往復のみ。
話し相手もいつも同じ人が数人。
なんてことも。

そんな日々が続くと、認知症や頑固老人にならないように気を付けないととつくづく思います。

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「話す相手は決まった人」だけの怖さ

例えば、家と職場の往復だけだと、職場での人間関係だけが全てになってしまう怖れがあります。
極端に言うと、その人達と共有している情報が全てになりがちなんです。

大袈裟って思いますか?
でもこれって一種の洗脳に近いところがあるなと感じました。
ある程度の人数が集まると、自然と上下関係とまでいかなくても、

  • よく喋る人
  • 声の大きな人
  • 意見をゴリ押しする人

このような発言力の強い人というのが出現します。
それによって同調圧力が働きはじめます。
何となくリーダーっぽい人が出来て、多数決っぽくなって、おかしな事でも、納得いかない事でも、合わせないといけない雰囲気になったりとか。

そうなると仲間外れにされないよう無理に合わせてしまう。
これは「安全でいよう」とする人間の本能ですね。

そして1つの似通った情報のみを長年インプットし続けると、そのコミュニティだけに通じる【当たり前】や【常識】が出来上がってくるもの。
通常の大きな世界で考えれば理不尽に感じる事でも、そのコミュニティでは【正義】になってしまうことも。

そうなると、他の世界が目に入らなくなってしまいます。
いつもと同じメンバーと一緒の世界から外れることが怖くなる。

そして知らないうちに不安やストレスがたまるという悪循環。

じゃあ、最初から1人でいればいいや。
と開き直りたいところですが「職場」はひとつの「社会」。
完全に「1人」で好き勝手という訳にはいかないところが難しいところなのです。

情報は偏って入ってくるもの

洗脳みたいと言っても監禁されている訳ではないし、情報はテレビやSNSから得られると思われるかもしれません。

しかし自分が得ている情報は実は「自分が知りたい事のみ」に限定されています。

現代はスマホを開けば浴びるように情報が流れています。
そのたくさんの情報全てをチェックし、インプットしている人はいないのではないでしょうか。

自分が興味のある情報だけを選んでいるはずです。

普通の人間は全ての情報を毎日脳にインプットなんて出来ないので、自然と取捨選択するようにできているのです。
車好きな人は車の話題が耳に入ってくるし、ファッションが好きな人はファッションの情報にはすぐに反応します。
人の噂が好きな人は、噂話に突っ込んでいきますよね。

取捨選択する時に、コミュニケーションを円滑にしようと、自然と職場での会話が有利に運ぶような情報を選択するようになっていくのです。

私が知らない情報、気が付いていない情報は沢山ある。と認識する事はとても大切な事です。

50代女性は更年期障害がある事を忘れない

私も40代中頃から月経が不規則になり、40代後半には更年期障害も始まり気持ちも不安定になりがちでした。
そうなってくると、人間関係が煩わしく感じてくるのです。

些細なことでイライラする。しかし周囲の人達にそのイライラをぶつける訳にはいきません。
そう考えるとイライラをを抑え込み我慢する。
そのストレスを溜め込み、またイライラするの悪循環。

更年期障害は程度の差はありますが、ほとんどの女性が経験するもの。
こればかりは治まるまで付き合っていくしかありません。
そのためも気持ちが揺らいでいる時はその場から立ち去る。というのは大事な選択です。

自分の属するコミュニティが1つだと離れる事が怖く感じるかもしれません。
しかし複数あれば万が一うまくいかなくなっても、違う居場所に戻るだけなので怖さは軽減されるのではないでしょうか

複数のコミュニティは気持ちの保険

コミュニティを複数作るというのは保険みたいなもの。

もし【A】というコミュニティでうまく立ち回れなくても、【B】というコミュニティがある。というだけで精神的に楽になります。

「自分の居場所はここだけじゃない」

そう思えることは大きいです。

無理に合わせなくていい」と思えれば我慢が減ります。
すると余裕が生まれて、意外とうまくいったりします。

私も思い切って「自分は更年期障害で情緒不安定な時があります」と公表して、無理して明るくふるまうことを減らした経験があります。

ランチはいつものメンバーでとり、定期的にお菓子を人数分買ってきてふるまう。
そこで無理して興味のない話しをするのが苦痛でした。
悪口、陰口、会社批判につき合うのも心底嫌になっていたのです。

昼休みは一人でのんびりご飯を食べゆっくり過ごす。
そんな当たり前の事が最初は不安でした。しかし無理しておしゃべりしなくても特に支障はなかったです。
同年代の女性が多い職場だったので、更年期障害についての理解があったのも良かったのだと思います。

必要だったのは「覚悟」でした。
変わった人。という目は受け入れる
しかし、何か攻撃されたら(イジメにあったら)絶対に引かない。立ち向かう

そう覚悟が決まったのは、他にコミュニティがあったから。
職場でのコミュニティが無くなっても、趣味で繋がっている人達、古くからの友人達など、私には大好きな人達がいる。という安心感が後押ししてくれました。

今はその職場も退職してスッキリ、サッパリしました。

まとめ:本当に好きな人達と大切に付き合う

複数のコミュニティと言っても、あちこちに出かけて、色んな人と知り合って、ではなく、

職場以外の人達とも交流を持とうよ。
家族以外の人達とも交流を持とうよ。
ひとつの友達グループ以外の人達とも交流を持とうよ。

ということです。

引きこもり体質で交友関係がとても少ない私でも、

  • 趣味の仲間や友人
  • 昔からの友人
  • 以前の会社の同僚

など今も交流しています。
交流といってもSNSだけのやり取りの人もいます。

コミュニティといってもほとんど数人レベル。
それでも、それぞれが大好きで心強い人達です。
一緒にいていいんだ。と安心感をもらえます。
私も頑張ろうと思えます。

某オンラインサロンにも入り、見る専門ですがここでも刺激をもらっています。
普段の生活では見聞きできない事を知る機会があるのはとても楽しいです。

大事なのは考え方や話す内容がそれぞれ違う人と交流を持つということ。
性別、年齢、職業、価値観、など違う人とふれあうのはとても楽しいし勉強になります。

年齢を重ねると、考えが偏りがち、頭が固くなりがち、です。
様々な年代の人達と、色んな考えを共有するのは刺激になって心地よいです。

50代だからこそ、今更無理な人間関係を作らなくてもいい

少しづつ好きな分野で行動範囲を広げていけばいい。
そして今までのご縁のあった人を大事にしていけばいい。
心からそう思うようになりました。

なにより、
おひとりさまは安否確認の意味でも複数の交流を持った方が安心です。

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ABOUT ME
Tomoko
生命の樹について発信している「笑顔の樹」サイトの運営者。

自分自身が50代おひとりさまなので、一緒に人生後半戦へ歩んでいく更年期世代の人へ向け2つ目のサイトを立ち上げる。

年齢を重ねた今だからこそ、楽しめる事もある。
今を楽しみ、老後も楽しむ。
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